2010年6月29日火曜日

武蔵野法人会小金井 北・南支部 合同ホームページ開設

念願の小金井支部(北・南)合同のホームページ設置、検討委員会が発足!!


平成22年6月4日、「農工大・多摩小金井ベンチャーポート」(インキュベーション)施設内に於いて、小金井支部合同、精鋭の役員20数名が「良き経営者をめざすものの団体」の合言葉の基に結集し、小金井支部(北・南)合同のホームページ設置、検討委員会が発足しました。 第一回の検討役員会では小金井支部(北・南)合同のホームページ設置が全員一致で、採択され、念願の小金井支部(北・南)合同のホームページを立ち上げることが正式に決まりました。

当日参加した、小金井支部合同、精鋭の役員20数名は、積極的な発言が相次ぎ、予定した時間は、超過傾向でありました。検討事項の内容は、厳しい社会・経営情勢の下、依然として会員数の減少傾向が続いている中で、組織の充実・強化を図ることが、最重要課題であり、小金井支部活性化が会員の総意であり、そのための活動目標、会員増強キャンペーン活動の実施、会員の脱会防止等に努めながら、法人会本部との連携も踏まえ、小金井支部が一丸となり組織的な活動の具体的な提案ツールとして、小金井支部(北・南)合同のホームページを立ち上げます。具体的には、「武蔵野法人会とは?」「支部情報」「会員紹介」「北・南支部ブログ」「お役たちリンク」等々、法人会のホームページのツールの中でも明確な差別化戦略を用いた検討委員会が発足し、第一回の検討委員会が開催されましたので、会員各位にご報告申し上げます。 緑と伝統文化の小金井北・南支部は、法人会活動を通して地域の活性化が不可欠であり、法人会活動の原点でもあります。小金井北・南支部は「よき経営者をめざすものの団体」として、新たなる発展をし、企業も地域社会の一員として、その維持、発展に進んで貢献すべき時代を迎えています。今後の展開として、「公益社団法人」に向けて、小金井(北・南)支部も地域での自立の必要があり、法人会本部から支部への独自の政策の策定も不可欠であり、さらに各企業、各会員においても、経営構想力が求められると思います。民、学、産、公の協力による問題解決の重要性も増しており、各分野、各層においての政策を創造するリーダーや専門家の排出が求められています。地域の活性化は、行政、NPO,産業界、教育分野にまで幅広く参加を呼びかけ、ネットワークを形成する必要があると思います。積極的な生涯学習リーダーバンクの充実、地域活性化を担う専門的な人材育成、地域活性化の理論と方法で地域に根差した、研究成果の地域への還元、地方自治とのネットワークの構築、現場からの政策形成への転換、地域から具体的な政策の提言、地域発、地域からの政策形成力、発想等を求めて、地域の大学拠点に地域再生システムの構築、農工大インキュベーション等の積極的な拡充を目指し、地域活性化の主体となる法人会のメリットを最大限に生かした経営手法への提言をする。こうした具体的な取り組みに対して小金井支部(北・南)合同のホームページ設置、検討委員会は情報を積極的発信して参ります。 御賛同、頂けます会員各位のみな様には、日々の支部運営、支部の活性化に是非とも、御支援、ご協力を切にお願い致します。  

 (文責 小金井南支部 高橋俊雄) 

小金井 北・南支部合同ゴルフコンペ

梅雨の季節のゴルフ研修会は、また格別でした!!     小金井支部合同




6月23日(水)、小金井支部合同のゴルフ研修会を山梨県上野原カントリークラブで開催。 天気予報通り、梅雨前線はどっかりと居座り、早朝から鬱陶しい小雨模様でのスタート。 プレー後半では晴れ間も見え、プレーはもちろん、成績発表での会場は大いに盛り上がる!!

梅雨前線が居座るゴルフ研修会は、好天に恵まれた最高のゴルフ日和とは言えないまでも、

梅雨の時期でもあり、早朝から鬱陶しい小雨模様でのスタート。 参加者は7組28名の精鋭のフルメンバーで、まだまだ申込が殺到しておりましたが、会場の都合等でやむなくお断りするほどの盛況であった。 参加者各自は、上野原カントリークラブに定刻に集合。 研修会ゴルフのルール説明の後、午前8時00分に総勢28名が第1組目より順次予定通りにスタート。 小雨に打たれた木々は見事に息吹を吹き返したように、南アルプスをバックにして、オゾンの溢れるアウトコースのティ・グランドより、次々にナイスショットの連発であった。 時折、遠くに聞こえる猿除けの花火が、静寂を破るように「ドーン」と聞こえる不思議な空間でのプレーであった。 前半を終り、お互いスコアーを気にしながらの楽しい昼食をとり、午後のプレーに臨んだ。プレー終了後にスコアーを提出。各自帰り仕度を終え、地元小金井(割烹・真澄)での成績発表の会場へと移動。

武蔵野法人会60周年事業を終えての小金井支部合同のゴルフ研修会は支部の更なる結束が成績発表の会場で花開く!!

小金井支部合同ゴルフ研修会の参加者は28名であったが、成績発表の会場では研修会ゴルフの参加者の他、多数の懇親会の参加者もあり成績発表の会場は大いに盛り上がる。 信山副会長の乾杯の音頭で始まり、つぎに超多忙な梅根会長より、最新の法人会の情報等を交えた挨拶があり、また法人会60周年事業に来賓で出席した菅直人国会議員が日本の総理に指名される前の貴重な裏話もご披露して頂きました。 次に成績発表の報告、優勝者は意外な伏兵が優勝者となった。 成績発表を順次行い、成績発表と表彰のあと、競技参加者のコメントは、パー3を17でホールアウト、還暦を有に越えながらもベスグロの入賞で若い参加者の羨望等を聞きながら、悲喜こもごもの表情での楽しい談笑のひととき。 楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、河村副会長の中締めの挨拶となり、まだ名残惜しい参加者の談笑が尽きませんでしたが、ゴルフ研修会の成果は、支部、地域での活性化に成績発表の会場で花開く。 研修会ゴルフに参加しなかった参加者も楽しい雰囲気に包まれて、60周年記念事業も無事に終え、武蔵野法人会が「公益社団法人」へ向けての新しい第一歩を踏み出す、確かな手ごたえを参加者はみな感じた。(文責 小金井南支部 高橋俊雄) 

2009年12月28日月曜日

厚生委員会

平成21年12月28日、今年最後の役員会と懇親会が開催されました!!


年末のお忙しい中、多数の厚生委員会のメンバーが一堂に会し、実のある役員会と今年最後の懇親会に出席者の誰もが充実した時間を過ごしました。


役員会の議事内容は以下の通りであります。

武蔵野法人会・創立60周年に向けて、厚生委員会が輝くために!!

厚生委員会の次年度、年間予定(案)

1. 春は潮干狩り(毎年100名程度の参加者の実績がある)


2. 秋はブドウ狩り、メロン狩り、紅葉狩り、梨狩り、りんご狩り、カキ狩り、きのこ狩り、さつまいも  狩り(掘り)、みかん狩り、いちじく狩り、さくらんぼ狩り 等々

3. 野村病院 予防医学センター (渉外グループ 片桐主任 担当)

① 生活習慣病予防のための運動指導      (平成20年11月度セミナー)

  健康運動指導士、宇宙飛行士体力機能測定の委嘱  佐藤亮輔先生

② 日常の健康管理と人間ドッグの上手な受け方 (平成21年11月度セミナー)

  野村病院副院長 兼 予防医療センター所長    三浦靖彦先生

③ 旅行のための医学知識(案)

④ 生活習慣病とのつきあい方(案)

⑤ 健康にすごすための食事のお話(案)


4. 健康セミナーの年二回程度の開催の提案(春、秋の時期での健康セミナーの開催)

  テーマは例えば 健康をメインテーマにして隋時開催・・・

① 来年度の公益法人へ向けての厚生委員会独自のコア(核)としてのセミナー開催

② 衣食住と健康との相関関係を体系化してのシリーズ

③ 衣食と健康(衣食足りて礼節を知る、現在は衣食住足りて礼節を知る)

④ 医食同源(医療と食生活シリーズ)

⑤ 健康と住宅シリーズ、衣服と健康シリーズ(ヒートテック衣類等)

⑥ 医療現場から見て、衣食住と健康との解析シリーズ


5. 生活習慣病の専門知識を学ぶ資格プログラムをご紹介!!

その資格とは「ダイエットマスター」です。 痩せる基本原理を学んでダイエットのプロになる。 国民の4人に1人が肥満といわれる現代日本、肥満は、高血圧、高脂血症、糖尿病など成人病、生活習慣病の最大の原因といわれています。 日本ダイエットアカデミー協会が主催する「ダイエットマスター」は、ダイエットの正しい専門知識を学び、医学理論に基づいたダイエット理論を持つ、ダイエットの専門家の育成。ちなみに、

① Jrマスターコース:ダイエット基本編、目標の設定、痩せる仕組み、基礎代謝、摂取エネルギーと消費エネルギーについて学ぶ。

② レギュラーマスターコース:ダイエットの専門家としての基礎知識。自身のダイエットのため、またアドバイザーとして活躍するための実践方法、生活予防について。

③ シニア・ダイエットマスターコース:ダイエットのエキスパートを目指しメンタルヘルスをも含めた知識、指導を主目的にした運動療法の進め方、リバウンドの予防と対応、アルコールとの関連等を学ぶ。
 (文責、厚生委員 高橋俊雄)

2009年11月28日土曜日

社会貢献事業

小金井桜落葉回収作戦

毎年恒例の「名勝小金井桜 落葉回収作戦実行委員会」主催の事業として、玉川上水沿いの落ち葉を集めて指定の集積場に運び、落葉を堆肥にして農地に還元する活動に武蔵野法人会も参加しました。
回収作戦当日(平成21年11月28日)は、小春日和の好天で市内の学生をはじめ、稲葉市長や、西岡都議も一緒に、多くの参加者(主催者から人数を確認しておりませんが、数百人の人たち)が、汗をかきながら落ち葉集めに取り組みました。



武蔵野法人会からは、武蔵野法人会社会貢献事業として、広く参加を募り、梅根会長はじめ、河村副会長、黒宮事務局長等多くの参加が有りました。



皆様のおかげで、楽しく作業ができましたことをあらためてお礼申し上げます。

当日参加されました皆様、お疲れ様でした、そして ありがとうございました。

これからも、この事業の意義を多くの方に理解して頂き活動の輪を広げていければと思っています。

皆様の来年の参加もお願いしまして(鬼に笑われるかな!)お礼の報告をさせて頂きます。

2009年11月27日金曜日

厚生委員会

厚生委員会研修会

「日常の健康管理と人間ドッグの上手な受け方」
の研修会が平成21年11月27日(金)、(社)武蔵野法人会 大会議室に於いて開催されました。

法人会及び一般者を対象とした厚生委員会主催の健康セミナーは、法人会の大会議室がほぼ満席になり、参加者は日頃の健康管理の重要性を実感、セミナーは成功裏のうち終了!!

高橋厚生委員の司会進行で、初めに山口厚生委員長が挨拶の中で、わたしたちが都会の喧騒と多忙な日々の中で健康に暮らす為には、日常の健康管理が如何に大切であり、人間ドッグの上手な受け方等、本日の健康セミナーの意義を参加者に話されセミナーが始まりました。

健康セミナーの講師は、
医療法人財団 慈生会 野村病院副院長 兼 予防医療センター所長 三浦靖彦先生で、
「日常の健康管理と人間ドッグの上手な受け方」と題し、パワーポイントを使用しての分かりやすい説明と、検診データの解析があり、参加者は健康セミナーに真剣に聞き入っていました。 
健康に生活するために必要なことは、日常の健康管理が最も重要であり、そのためには、年一回程度の健康診断で日常の健康管理の成果をチェックする必要がある。
健康診断の究極の目的は、対象者にできるだけ健康で長生きしてもらうことであり、つまりマクロで見れば対象の平均寿命の延長である。
病気を早期発見で早めに対処、治療できれば、無条件に良いことであるが、いたずらに健康診断を受け、多少の数値の変化にも過度に反応してはかえって病気になる結果を導くことにも成りかねない事も理解する必要があります。 

つぎに、日本人の成人の罹患率と死亡率との相関関係についてのお話がありました。
過去の日本人の死亡原因順位は、第1位から順に明治33年は、肺炎、気管支炎、結核、脳血管疾病、老衰。昭和35年は、脳血管疾病、悪性新生物(ガン)、心疾患、老衰、肺炎、気管支炎の順でした。
それが、平成に入ると第1位は 悪性新生物(ガン)が死亡率のトップであり、心疾患、脳血管疾病、肺炎、不慮の事故死の順となっています。

この事実は取りも直さず、食生活の欧米化と生活習慣病が原因と言われています。
なかでも現在の死亡率のトップは癌であり、癌の種類には、肺癌、胃癌、乳癌、前立腺癌、膵臓癌と部位別に多種多様の癌があります。
なかでも検査でも見つけにくく、癌と異常が分かった時には手遅れだという、膵臓癌は特に飲酒の習慣がある、男性諸氏は特に注意した方が賢明である。 

人間は生まれたからからには、死は避けて通れないと理解しつつ、発見が遅れれば直ぐ死につながる癌という病気には本当に恐怖を感じます。
健康に暮らすために、早期発見、早期治療をすることで治癒できることもあり、簡単な健康診断から、人間ドックでバリューム検査等の精密検査やPET検査の様な大がかりな全身の癌検査も有りますので、必要に応じて、あまり神経質にならずに検査を受けて頂きたいと思います。

先生の講演を聞いたあとに、ふと筆者の頭に浮かんだのは、夏目漱石の、「吾輩は猫である」の中から、「吾輩も虎にならんや秋の風」の句を思い浮かべました。
ある日の午後、吾輩は例のごとく縁側へ出て午睡をして虎になった夢を見ていた情景が詠われていますが、そこには夏目漱石が、人は何をするためにこの世に生れてきたのか?毎日をのんびりと過ごす猫にも虎になりたい夢が有るように、この世に生を受けた一人の人間は、己の野望と夢を抱いて生活をしている時に、不治の病でそれを断念しなければならなくなったとしたら、とても無念な事と思います。
皆様も、自分の健康に留意されて、夢を叶える為に努力して下さいますよう、漱石の言葉を添えて結びとします。

(厚生委員 高橋俊雄)

2009年11月13日金曜日

税制委員会

税を考える週間 記念講演会が平成21年11月13日(金)に吉祥寺の東急インで開催されました。

講師に、政治ジャーナリストで、日本経済新聞客員コラムニスト、早稲田大学大学院公共経営研究科客員教授の田勢康弘氏を迎え、近代日本で初めての政権交代と言われる時の今後について話を頂きました。

2009年11月12日木曜日

小金井北南支部合同研修

諏訪湖研修旅行


平成21年11月12日(木)の早朝、雨の予報のなか,バスは、一路信州諏訪湖に向けて出発しました。

今年の武蔵野法人会小金井南北支部合同研修会は紅葉の信濃路を訪ねての旅です。

行程は下記の予定で進められました。

集合7:20(小金井商工会館前)7:30→中央道(車中で遠藤百合子小金井市議より「小金井市議会の事情について」と題してお話をいただきます)→8:20談合坂SA8:40→10:00八ヶ岳PA10:20→11:00諏訪大社見学12:00→12:00昼食(とんかつ20食蕎麦15食選択)13:00→13:00酒蔵見学(御湖鶴)14:30→15:00温泉入浴(片倉館)16:30→中央道→19:30解散(小金井商工会館)



車中で、遠藤百合子小金井市議の市政報告を聞いて、現在の小金井市の状態を実感した後、途中休憩をはさんで、諏訪湖を眺めながら下諏訪で高速道路を出て諏訪大社下社の秋宮に到着しました。


そこで今回の旅行でお世話になることになりました、村越政男小金井北支部長の友人の菱友酒造の近藤会長様に、お宮の案内と商売繁盛祈願の手配をして頂き、参加者全員で祈祷、参拝と写真撮影をしました。


諏訪大社の紹介
諏訪の信仰

諏訪大社は諏訪市の上社本宮、茅野市の前宮、下諏訪町の春宮、秋宮の4社から成り立っている。 歴史は古く、延喜式神明帳(西暦927)にもその名が載っている。 御柱神は建御名方命、八坂刀売命のご夫妻で祀られている。 古事記の国譲りの場面で、大国主命の息子として最後まで抵抗し、諏訪の地まで逃げてきて、幽閉された神である。 諏訪湖は一面の葦の原、此所を開拓した神として崇められている。 鎌倉武士たちには戦神としても尊敬を集める。 全国1万社の総本社である。 諏訪大社は、信濃国諏訪の地に鎮座のこと。「古事記」に明らかで、我が国最古の神社の一つであり、古来諏訪大明神・諏訪南宮大明神・諏訪南宮正一位法性大明神などと称した。 祭神建御方命は、大国主命の第二子で、兄事代主命と共に大国主命を助けて、国土経営の大任に当たられた。 この地の農耕・機織をすすめられた。 昔は狩猟の神・農業の神として神格を有したが、神功皇后三韓征伐に神威を顕現、文永弘安の役に外敵を退けられた。 由来国家鎮護の守護神として。 歴代武門・武将の崇敬篤く、鎌倉幕府は社領を寄進し、武田信玄は社殿を造営・祭祀を復興し、江戸幕府はまた社領1500石を奉献し、神徳を仰いだ。 大正五年官幣大社に列せられた。 現在は神社本庁別表神社。

○諏訪大社上社本宮
御神体は守屋山

御神体は守屋山という山であり、その麓に建てられていて豊かな社叢に覆われた境内は荘厳な雰囲気で、一年を通じて参拝客が絶えることがありません。 本殿はなく、幣拝殿の左右に片拝殿が並ぶ独特の配置で戦国時代、武田勝頼が造営した社殿は天正10年(1582)織田信長の軍勢によって焼き払われましたが、天正12年(1584)諏訪頼忠が上社を再興、現在の社殿は天保9年(1838)に二代目立川和四郎冨昌が棟梁を務めて建造されました。 片拝殿の彫刻「笹に鶏」「粟穂に鶉」は立川流の最高傑作といわれています。 境内のほぼ真ん中にある東西の宝殿は御柱の年の寅年と申年に交互に建て替えられ、新しい宝殿に祈りを捧げる宝殿遷座祭が行われます。

○諏訪大社上社前宮
諏訪信仰発祥の地

本宮の東約2kmの所にある前宮は、祭神である建御名方神(たけみなかたのかみ)が国譲りで諏訪に退いたとき、最初に居を定めた地といわれ、古くは前宮があるこの地ですべての祭祀が執り行われていた、いわば諏訪信仰発祥の地です。 上古には大祝(おおほうり)の居館や付属するたくさんの建物が軒を連ねていましたが、近世初頭頃までに大祝が宮田渡に移ると祭典に必要な建物のみになりました。 しかし前宮は古くから上社の祭祀が行われた場所であり、最も重要とされる御頭祭(おんとうさい)は今でも前宮の十間廊で行われています。 現在の建物は、昭和7年に伊勢神宮の用材で建てられた本殿と、内御玉殿、十間廊となっています。

○諏訪大社下社春宮
大隈流建築の傑作、春宮

JR下諏訪駅から北西へ約1キロに位置し、その昔、大祝金刺一族をはじめ多くの武士たちが流鏑馬の腕を競ったといわれる真っ直ぐな通りを約800メートル進むと、静寂な森の中に社殿が建ち並んでいます。 建物の配置は秋宮と同じで本殿はなく、正面に神楽殿、その奥に幣拝殿と片拝殿、さらに奥に宝殿があり、宝殿奥にそびえる杉の木が御神木となっています。 秋宮が立川流であるのに対して春宮は大隈流の建造で、幣拝殿などの細部に施された彫刻などはまったく異質です。 これは江戸時代を代表する2つの流派が同じ図面で競い合って秋宮と春宮を建てたためで、春宮の幣拝殿は大隈流の柴宮長左衛門の手によって安永9年(1780)に完成しました。 大隈流の意地がうかがえる幣拝殿正面の彫刻が見事です。

○諏訪大社下社秋宮
立川流父子が注いだ技の冴え、秋宮

秋宮は、中仙道と甲州街道が交わる交通の要衝に位置しています。 下諏訪町の温泉街に近く境内の手水にも竜の口から温泉(御神湯)が流れ、正面の神楽殿は両脇を青銅製では日本一の大きさといわれる狛犬が守っています。 神楽殿は、上社本宮幣拝殿を手がけた2代目立川和四郎冨昌の手によって天保6年(1835)に完成しました。 その奥の幣拝殿や片拝殿は春宮と同じ造りながら、こちらは立川流の初代立川和四郎冨棟によって安永10年(1781)に建てられました。 彫刻が見事で拝殿内部の「竹に鶴」などは代表作です。 春宮と合わせ、建物の多くは国の重要文化財に指定されています。 幣拝殿の奥には御神木のイチイの木がそびえています。また、毎年2月には遷座祭、8月は遷座祭とお舟祭りが行われます。

諏訪大社の神様

○建御名方命
別名 建御名方神、建御名方冨命など

全国一万社を数える諏訪大社の主祭神であり、大国主命の息子とされる。 諏訪の地に入る時、地主神のモレヤ神と争うミニ国譲りがあったという。 八坂刀売神であり十三の御子神と共に信濃の国の開拓に尽力した事から、神話の戦神的な面と開拓の神としても尊敬が篤い。 全国一万社もの分社もこの二面性が影響し、戦国時代は戦神、安定期は開拓の神としていたのである。 古来より竜神と考えられた為の伝承も多い。 大和高木の尾掛松、お御渡り伝説などである。

御柱祭(おんばしらさい)

信州・諏訪大社では七年に一度の寅と申の年に宝殿を新築し、社殿の四隅にあるモミの大木を建て替える祭りを行います。 この祭りを「式年造営御柱大祭」、通称「御柱祭」と呼び、諏訪地方の6市町村21万人の氏子がこぞって参加する天下の大祭です。

諏訪大社は上社と下社に分かれ、諏訪市に上社本宮、茅野市に上社前宮があり、下諏訪町に下社春宮と下社秋宮があります。 祭神として建御名方神と八坂刀売神を祀り、東国第一の軍神として坂上田村麻呂や源頼朝、武田信玄、徳川家康らの崇敬を集めました。 現在では全国に1万社以上の分社があるといわれています。

御柱祭がいつから行われているのか定かではありませんが、室町時代の『諏方大明神画詞』という記録に、平安初期の桓武天皇(781~806)の時代に「寅・申の干支に当社造営あり」とあるのが最初の記録で、起源はさらに遡るともいわれています。

祭りでは、長さ約17m、直径1m余り、重さ10トンを超える巨木を山から切り出し、人力のみで各神社までの道中を曳いて、最後に社殿を囲むように四隅に建てます。 柱を山から里へと曳き出す「山出し」が4月に、神社までの道中を曳き、御柱を各社殿四隅に建てる「里曳き」が5月に、上社・下社それぞれで行われます。 諏訪の人々は氏子として全精力を注いで16本(4社×4本)の柱を地区ごとに担当するのです。 秋には諏訪地方の各地区にある神社(小宮)でも御柱祭が行われるため、一年を通して盛り上がります。

来年は、御柱祭に当たりますので今回の研修旅行で、興味をもたれた方は、是非とも見に来て下さい。

諏訪大社下社秋宮での参拝を済ました一行は、楽しみにしていた食事処へと向かいました。

今回は、特徴のある食事場所の為全員が同じ所で食事をすることが出来ず、15人の信州そば組と残りのとんかつ組に分かれての食事になりました。

私は、とんかつ組で、秋宮から5分ほどの所のとんかつ専門丸一で食事をしました。村越北支部長も一緒で、ここのとんかつは大きいよと言われたのですが、食事が出てきてびっくり!

一切れがこんなに大きいのです

皆さん、無言でとんかつと取り組んでいました。

蕎麦組の食事風景がないのですが、話に聞くと、蕎麦も美味しくて、てんぷらも美味しくて、更に食事の後に行く酒蔵の御湖鶴の酒が有ったので先に宴会をしたとの事で蕎麦組も、食事を堪能したようでした。

蕎麦組の行った萩月庵の写真を二点




食事を楽しんだ後で、新鶴という塩羊羹の店でお土産を買いました。

食事の後は、酒蔵探訪です

今回たずねますのは、御湖鶴(みこつる) 菱友醸造㈱です。

大正7年創業。初代創業者がある夜、諏訪湖に飛来し一服の安らぎをとる鶴の華麗さを夢に見て、銘柄に”御湖鶴”と命名しました。

平成15年5月から現社長の下、再スタート。品質を重視し、手造りで地域に根ざしたお酒造りを目指しています社長兼杜氏の近藤昭等氏から酒作りの話を聞きながらお酒の試飲をして、その後社長のこだわりや、男のロマンを聞かせていただきました。









試飲と講義が終わり製造過程の見学です。

今回は、洗米→蒸米→麹菌植え付け→麹育成→酒母 までの工程を見学しました。





各工程での、杜氏のこだわりを聞いて酒造りに賭ける社長の意気込みが感じられた研修でした。

講習が終わり、皆さん競ってお土産を購入されていました。

酒蔵と納豆

酒蔵では納豆は御法度!冬場は絶対に食べてはいけない食品No.1の座に君臨し続けておりますので、酒造りが始まる前に食べておかないと、半年は食べられなくなってしまいます。

例えば酒造りの取材などで酒蔵の中に入って頂くときも、事前に納豆は食べないようにお願いしております。

なぜ納豆はダメなのか。

この納豆をつくる納豆菌が、とっても力強い菌だからなのです。豆を蒸気で蒸すときに、通常の菌は死滅しますが、この納豆菌は高温に耐えます。そして繁殖力も強い。スーパー微生物なのです。

家庭で納豆を作るのは簡単で、豆を蒸して、それに市販の納豆をちょっとまぜて、少し温度が高めのところにおくとできてしまいます。

それ程納豆菌は菌の力が強いのです。

その菌の強さゆえに、酒造りを邪魔してしまう可能性があるので納豆は食べないようにしているのです。

もし朝に納豆を食べて、その菌が残ったまま麹造りをしたら・・・恐ろしい結果になりそうな気がします。

ということで、新酒の仕込み間近の酒蔵見学には、ぜひとも納豆の摂取だけはご控えください。

一日の研修が終わり、諏訪の温泉で汗を流して帰路に着きました。

諏訪の温泉

片倉館(千人風呂)

諏訪を代表する片倉財閥の二代兼太郎社長が北中南米から欧州にかけて視察旅行をして、各国の農村には充実した厚生施設が整っている事に感銘を受け、上諏訪に住民のための温泉、社交、娯楽、文化向上を目的とした片倉館を造りました。

建物は、東京帝国大学の造家学科を卒業した森山松之助の設計で定型的な形式に当てはめ難い個性的なデザインで、二代兼太郎社長が海外で感銘を受けたアイデアをもとに、窓、切妻、レリーフ、ステンドグラス、等各時代、各国の様式が巧みに取り入れられ、しかもアンバランスにならない設計がされています。

中には、千人風呂で有名な深さが1.1m幅4m長さ7.5mの大浴場があります。



あまりにも盛りだくさんの研修で、幹事からは一泊旅行をした様な感じを受けた一日でしたとの挨拶が有りました。