小金井南支部便りへの寄稿文
終戦記念日と衆議院選挙の狭間のなかで思うこと・・・
今年も暑い夏の季節と共に終戦記念日がやって参りました。
今年は衆議院選挙の真っただ中「政権選択の夏」と言われておりますが、会員のみな様は如何おすごしでしょうか?
会員のみな様も日本経済と政局のゆくえには、多少なりとも気になるところと思います。
さて終戦記念日と衆議院選挙の狭間のなかで感じたこと!
生憎、衆議院選挙運動期間中と重なった今年の終戦記念日に向けての所感をお伝えしたいと思います。
灯火管制に無縁の戦後に生まれた世代は、毎年どのような思いでこの時期を迎えているのでしょうか?
今年の梅雨明け宣言は例年より大分遅れて発表が8月に入っても、梅雨明けの発表が無いまま、すでに里では秋の蝉「つくつく法師」も鳴きはじめています。
この原稿を書く時はまだ終戦記念日の前である。
これまでも私は戦後世代として、毎年終戦記念日は特別な思いで迎えることにしています。
日本も戦後、半世紀のあいだに本当に奇跡的な経済発展をし、また世界一の長寿国になりました。
戦前に比べ、これまでの価値観がすべて様変わりしてしまいました。
某元防衛省長官の「しょうがない」発言から参議院選挙では自民党が歴史的な大敗を喫したのは記憶に新しいと思います。
今度の衆議院選挙も大きく変化するのでしょうか?
わたしたちを取り巻く環境の変化には枚挙の暇がないのが日常である。 これからの政局運営は茨の道であろうと私が危惧したところで世界を変えることなどは到底不可能な事であります。
さて私は武蔵野法人会で毎月発行の冊子「むさしの」に掲載されております「リレーエッセイ」の中で、私と武蔵野法人会との出合いや、わたしの拙い人生経験のなかで法人会と、どの様な関わりがあったのか、これから当法人会へ入会して下さる新入会の方々への私からのメッセージになればとてもしあわせ気分かなと、そのような思いで綴ることにしました。 私が法人会へ入会したのは確か平成3年頃で、もう10数年前になりますが本当に月日の経過を感じます。 入会後間もなく、(株)新井燃料店の(故)新井輝氏から懇切丁寧に法人会での活動のご指導を頂きました。
入会後のある時、南洋群島の「カセレリア会」の代表でもある新井輝氏から南の島「ポナペ島」に海外視察の旅のお誘いを受けました。私は即座にOKして南の島「ポナペ島」に海外視察の旅の準備をして、成田空港からコンチネンタル航空でグァム乗り継ぎ、トラック諸島経由で南の島「ポナペ島」へ約10時間の空の旅をしました。
成田を飛び立ち南の島「ポナペ島」へ向かう時は、未知の世界への思いで高まる心を抑える事が出来ませんでした。
満天の星空のなかを飛びながら見る南十字星や何百万と輝く星達が、詩的になった私の目に飛び込んできて、夢の世界へ引きこまれていく心境でした。
南の島「ポナペ島」は期待通りの南国であった。 ミクロネシア連邦ポナペ島はアメリカ合衆国との自由連合協定により国家として独立した太平洋上に浮かぶ島々による国です。 ポナペ島は第二次世界大戦で日本が敗退するまでの間、31年間あまりは日本の領土にあった地域でした。 ポナペ島の人たちは、どの南の島よりもポナペは直接戦地にはなっていなかった為に、日本人に対する感情はとてもフレンドリーであり、現地で結婚した日本人もたくさんおり、日本との友好の輪は今でもしっかりと受け継がれていました。
私は南の島「ポナペ島」から日本へ戻り、改めてポナペの人達が私たちにしてくれた親切な振る舞いに感謝しました。
今回の寄稿文を書くにあたり、終戦記念日と衆議院選挙を考えながら、ポナペに行った時の思い出がよみがえりました。
今の日本人に必要な事は、目の前の事柄に対処する為の政治ではなく、広く地球全体を考えた目標を持って、その目標に近づけるために今、しなくてはならない事を出来る人達に、私たちの国の舵取りを託すべきだと思います。
結びに、是非会員のみなさまの季節ごとの寄稿文、感想文、家族でお出かけになりました、エピソードなど、全く自由な文面で結構です。 いつでも、原稿は募集しておりますので会員同士の共通のステージへの投稿をご遠慮なくお願い致します。
(小金井南支部 高橋俊雄)
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